Past and Passed
PastとPassedは、発音も同じ/pɑ:st/ですし、日本語に訳すと同じ意味になる場合も多いため、注意が必要です。特にpastは、前置詞として使えるという感覚はあまりないとおっしゃる方が多いようですので、以下の例文を参考にして使ってみてください。
前置詞のpastの例文
Meg walked past me without speaking.
Dom walked past the crowd as he left the theatre.
時間などを表すpastはお馴染みかもしれません:
It was past noon when I woke up.
I’m so hungry - it’s long past my lunchtime.
I found a tin of tomatoes well past its best-before date.
動詞のpassの例文
Sue passed some shops on the way to the station.
We passed through Oxford Circus on the way home.
同じ意味で使えるpast とpassed
前置詞と動詞ですので、使い方は違いますが、意味は同じです。
I walked past the hospital on the way to the beach.
I passed the hospital on the way to the beach.
以下の2つは、文字は違いますが発音も意味も同じです。
I went down the road, past the hospital, and found the beach.
I went down the road, passed the hospital, and found the beach.
ピークが過ぎたという時も、以下のようにpastやpassedが使えます。
Covid is past its peak.
Covid passed its peak.
日本語でいう「ピークアウト」の意味で使うその他の表現や、横ばい、減っているなどの表現は、ピークアウトについてのブログをご覧ください。
練習方法・覚え方
かなり前ですが 'up to it' と'up for it' は似ているので、ペアで意味を覚えました。その結果、このどちらかを使いたい時に両方が頭に浮かび、意味もごっちゃになって、せっかく覚えたのにすぐに口から出ないという状態になってしまいました。その後慣れましたが、今でもたまにどっちだったかな?と思い、会話中に1−2秒止まってしまう時があります。
この経験から、私の場合は似た単語や表現をセットやペアで覚えると、後で混乱することが多いとわかったので、頭の整理をする時には似たものを比べますが、覚える時には一緒に覚えないようにしています。
もちろん、人によって得手不得手がありますので、ペアやセットで覚えたほうが分かりやすいという方もいると思いますが、混乱するかも?と思ったら、以下のやり方を試してみて下さい。
まず、一つ確実に定着させます。
例えば、街でなにかの建物の前を通り過ぎたと思ったら、
I walked past the pub.
I drove past the theatre. などと声に出して言ってみる。
または、会社や駅に行く道を想像し、
I walk past the bank on the way to the station.
I drive past the station on the way to work.
という練習をする。この時、実際その建物に前を通り過ぎるのを鮮明に想像して言うようにすると、更に効果があると思います。
また、walkやdriveのかわりにrun, swim, cycleなども使えます。
そして、このなにかの前を通り過ぎるという使い方が定着したら、別のpastの使い方(past my lunchtimeなど)または、passedを使う練習をして定着させるというやり方です。
試験勉強のときには、ペアやセットで覚えるほうがいいかもしれませんが、会話中にさっと口から出るようにするには、この方法のほうが効果的ではないか?と思います。試してみてください。