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Who would have thought?「まさかこんな事になるなんて!」Covid-19


私自身もそうですが、ほとんどの方は、 新型コロナのニュースを初めて耳にした時には、そこまでの危機感はなかったのではないでしょうか?

2月末には、日本では感染者数が200人を超えていたようですが、イギリスではまだそれほどではありませんでした。



私は2月末に引っ越したのですが、その日のそれまでの感染者数もUKで合計約20人でした。その引っ越し当日の夜、 パーティに参加して、初対面の人達と ワイワイ楽しい時間を過ごしたくらいで、全くと言っていいくらい危機感はなく、まさか、その約3週間後にロックダウンが始まるなんて想像しもしていませんでした。

ロックダウン後の街の様子や、テレビのニュースを見ても、実際に起こっている事とは思えず、映画でも見ているような気分になることもあり、「まさか、こんなことになるとは夢にも思ってなかった」というような会話も度々するようになりました。

ということで、少し前置きが長くなりましたが、今日は、「まさか、こんな事になるなんて」という表現の一つ、

’Who would have thought?’

をご紹介します。

何かについて、驚いた時に使う表現で、「まさか」「考えもしなかった」「夢にも思わなかった」などと感じた時に使います。

例えば、以下の例のように、こんな事があって信じられないなどと言ってから、この表現を使ったりします:

I can’t believe Jane won the race! And against Kate! Who would have thought?


誰もがKateがレースに勝つと予想していて、 Janeが勝つのはあり得ないと思ってたら、Janeが勝ったので驚いている。

また、会話中に相槌としても使えます:

Jack: I can’t believe Jane won the race! And against Kate!

Sam: Who would have thought?

または、以下のように文中で使う事もあります。

Who would have thought, a few months ago, that the UK would be in lockdown?

Who would have thought that John would become a police officer? He was the naughty one at school!

このような決り文句的な表現は、文法などはあまり深く考えず、「こういう表現があるんだな」と軽く流して使っていく事をおすすめします。

でも、どうして、’would have’なのかが気になった場合。今後、どうしてなのか分からないwouldやwould haveは、仮定法の可能性が高いと考えて下さい。

仮定法についてのページにも書きましたが、wouldは時制の一致か、過去の習慣を表す以外、ほとんどの場合仮定法です。なので、どうしてここでwould?と思った場合は’if’を省略している仮定法の可能性が高くなります。

以下の例は、仮定法の使い方がしっくり来ない方には、分かりにくいかもしれませんが・・・

例えば、レース後、レースの前には誰が勝つと思ったかを想像して(仮定して)、「レース前は、’Most people would have thought Kate would win’ と思っていただろうなぁ」とか、「’Who would have thought that Jane would win? (だれがJaneが勝つと思っただろう?=だれも思わなかった)’ と思っていただろうなぁ)という仮定法過去の形になり、 ‘Who would have thought?’(’Who would have thought it?’も同じ意味)だけ残って、「まさか、そうなるとは思わなかった」のような意味になるというわけです。

仮定法は時制や状況によって形が変わり、かなりややこしいのですが、よろしければ、仮定法についてのページを参考にしてください。また、分からない点などがあれば、レッスン中にご質問下さい。

2−3週間後に、’Who would have thought that Covid-19 would suddenly disappear like that!’ と言っている事を願って・・・皆さん、引き続き感染しないよう気をつけながらも、楽しい夏をお過ごし下さい!

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