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「ウ」で始まる単語はない?などなど、いろんなお話

Updated: May 13

普段、ブログに使えそうなトピックに気づいたらメモっているのですが、ブログにするほどのボリュームはないかな?というものも沢山あります。

 

そこで、今回はX(元ツイッター)感覚で、短くてサラッと読めるものをいくつかご紹介することにしました。興味がありそうなものがあれば、ぜひ読んでみてください。

 

「ウ」で始まる単語はない?!

英語には「ウ」で始まる単語がまず無いので、カタカナで「ウ」で始まるものは要注意。 ウクレレ:ukulele /ˌjuːkəˈleɪli/, ウクライナ:Ukrain /juːˈkreɪn/, ウガンダ:Uganda/juːˈgændə/は「ユー (/juː/)」で始まります。 なので、「ゆ〜がんだ」のように聞こえたら、ウガンダのことです。他に/ʌ/と発音する場合もあり、ウルトラマンの「ultra」の発音は/ʌltrə/で、underの最初の音と同じです。また、wool /wʊl/, wood /wʊd/, woman/ˈwʊmən/もカタカナでは「ウ」で始まりますが、英語ではスペリング通りはじめに/w/の発音が必要です。

 

/e/で終わる英単語はない?!

英語には、/e/で終わる単語もまずありません。このため、カタカナ英語のエ段(エ、ケ、セ…)で終わる単語は、最後の音に要注意です。 café (カフェ)/ˈkæfeɪ/やballet (バレエ) /ˈbæleɪ/は/eɪ/で終わり、日本語から来たカラオケ/ˌkæriˈəʊki/と酒/ˈsɑːki/の発音はイギリス英語では/i/で終わります。でも私は、日本語から来た単語は、知り合いとの会話なら日本語発音をする場合もあります。

 

オープン・カフェは和製英語

日本から遊びに来たお友達が、「前ロンドンに来た時行ったオープンカフェが素敵だったのでまた行きたい」と言った時、一瞬オープンカフェってなんだろう?と思いました。野外での飲食はal fresco/ælˈfreskəʊ/と言い、イギリスは、al frescoできるところも多く、レストランやパブも歩道や裏庭など、外に席があったりします。冬でも暖房器具付きのパラソルを設置した席がある所も。

 

オープン・カーも和製英語

オープンと言えば、オープン・カーも和製英語です。英語ではconvertible、またはcabriolet /ˈkæbriəleɪ/(イギリス英語)と言います。どちらも、折りたためる屋根があります。以前、我が家の車もcabrioletでしたが、ほとんど屋根ありで乗っていました。暖かくてお天気がいい日に空気が良い所ではとても気持ち良いですが、そうでなければ、屋根があったほうが快適。

 

Boredの発音

「退屈」のboredと「板」などの意味のboardは同じ発音。イギリス英語では両方/bɔːd/、アメリカ英語では/r/を発音するので/bɔːrd/です。 アメリカ英語の発音は「ボーアド」っぽく聞こえますが、イギリス英語は「ボード」っぽいので、boredを「ボアード」と発音すると覚えている方は、リスニング時に注意が必要かも。

 

Draughtの発音

アメリカ英語ではdraftと書くこの単語、下書きなどの意味だとイギリス英語でもdraftですが、すきま風の意味の場合イギリスではdraughtと書きます。発音はどちらも/drɑːft/です。Draughtは、スペリングからしてどうしてそんな発音になるの?と思うかもしれませんが、laugh /lɑːf/, tough /tʌf/, enough /ɪˈnʌf/など、「ugh」の部分を/f/と発音する単語があり、そう考えると納得できるかも。

 

Penultimateの発音

「最後から二番目」という意味のpenultimate、頻繁に耳にする単語ではないからか、どう発音するのか覚えにくいと感じていました。でも、ある日、ultimate(finalに近い意味もある)という単語の前に、penがついていると考えれば簡単だと言うことに気づきました。実際、pen-はalmostやnearlyという意味があるprefix(接頭辞)。

 

Fortnightly or Biweekly?

2週間という意味のfortnight / ˈfɔːtnaɪt/という単語、イギリス英語ですが、最近あまり聞かなくなった気がすると思っていたら、今日アップルのリマインダーアプリでRepeat(繰り返し)を設定中、DailyやWeeklyなどの頻度リストに、Fortnightlyがあるのを発見。なんだか嬉しくなりました。UK設定にしているからで、US設定なら「Biweekly」と表示されるらしいです。

 

イギリス英語vsアメリカ英語のスペリング

「colour」と「color」や「favourite」と「favorite」はイギリス英語とアメリカ英語でスペリングが違うと結構知られているようですが、「grey」と「gray」のスペリングが違うことに気づいている方が比較的少ないと最近気づきました。上記どれも1つ目がイギリス、2つ目がアメリカのスペリングです。

  

小腹がすいた

生徒さんにはあまりお馴染みではないようですが、イギリス英語にはpeckish/ˈpekɪʃ/という単語があります。「ちょっとお腹がすいた(小腹がすいた)」という意味。鳥がくちばしでつつくという意味のpeckは、食べ物をつついている場合、少しずつ食べている感じがするので、もしかしたらそこから来た単語かも??

 

Agreeは「同意する」だけではない

Agreeは意見などに「同意する」という意味だけではなく、お薬が自分に合うかどうかにも使え、「It didn't agree with me」(自分に合わなかった)などと言えます。また「Being married agrees with you」は、結婚してから急にイキイキしてきた人など、結婚生活が合っている人に対して使う表現です。

 

天使の輪

最近音読した本に「a halo of perfume」という表現が出てきました。halo /ˈheɪləʊ/は、天使の頭の上にある輪という意味。頭の上で香水を天使の輪を描くようにスプレーするという動きが、目に見えるくらい伝わってきて、感動。

 

耳にこびりつく

ここ数日、耳にこびりついて離れないメロディがあります。特に好きな曲でもないしタイトルも知らないのに、気がつくと頭の中に流れていて何だか気持ち悪いんですよね。これ(耳にこびりついて離れない音や曲)をearworm /ˈɪəˌwɜːm/と言います。早く消え去って欲しい!

 

最近学んだ単語「paginate」

知り合いに、「ワードでタイトルページと目次をとばし、3ページ目(3枚目)をページ1と表示する方法を教えて」と言われた時「pagination」という単語を初めて聞き、妙に感動した私。 paginate /ˈpædʒɪəneɪt/は、本やドキュメントなどにページナンバーをつけるという意味で、pagination /ˌpædʒɪəˈneɪʃən/はその名詞です。日々学ぶこと多し。

 


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