12の時制:4つの現在形
英語には以下の12の時制があります。ここでは、4つの現在形(青字の部分)をご紹介します。
以下の文章はそれぞれどういう意味でしょう?
It rains a lot in winter.(現在形)
It’s raining.(現在進行形)
It’s rained a lot today.(現在完了形)
It’s been raining.(現在完了進行形)
この4つの文章の意味を考えてから、以下に進んでください。
1. 現在形
現在形は多くの場合、今現在なにかをしているという意味ではなく、習慣や定期的にする、いつもするという意味です:
It rains a lot in winter. (普通/ほとんど毎年)冬に雨が沢山降る
その他の例:
I write my diary every day.
Mark goes for a walk on Sundays.
Sarah teaches history. (歴史の先生)
He’s very friendly.
She’s a teacher.
五感などを表す動詞を現在形で使う場合は、今現在の意味になります。
It looks like it’s going to rain.
It smells nice. What are you cooking?
状態を表す時に使うbe動詞も今現在の意味になります。
I’m tired.
Tom’s asleep.
2. 現在進行形
今まさにしているという意味:
It’s raining. 今雨が降っている
その他の例:
I’m writing my diary.
I’m having dinner.
現在進行形は、今している過程で、今まさにしていないが、やりはじめた事がありそれがまだ終わっていない時にも使います。
I’m writing a novel at the moment.
(今まさに書いている場合も、今まさに書いていないが書いている過程だと言いたい時もこう言える)
I’m studying English in London.
3. 現在完了形
過去に何かをしたり何かが起こった結果や事実が今あるという意味:
I’ve written my diary today. 今日の日付の日記が書き終わって今ある
その他の例:
I’ve bought a car. 今車がある
I’ve lost my keys. 今鍵がない
I’ve seen that film five times. 今の時点であの映画を5回見たという事実がある
liveやknowなど、長期的なことを表したり、状態に近い意味の動詞の場合、今までずっとしているという意味になります。
She’s lived in England for 25 years. 今の時点で過去25年間イギリスにずっと住んでいる
We’ve known each other since we were kids. 子供の頃から今までずっと知り合い
4. 現在完了進行形
今まで何かをやり続けていてまだ終わっていない。どれくらい続いているのかという期間をいう場合が多い:
It’s been raining for three hours. 3時間前に雨が降りはじめてからずっと降り続ける(今も降っている)
その他の例:
I’ve been writing my diary since I was 12. 12歳の時に書き始めて今も(ほぼ)毎日書いている。
I’ve been waiting for a long time. 長時間ずっと待っている(まだ待っている)
現在完了進行形は、場合よっては、今はもう終わっているが、何かをやり続けていた事が今わかる(証拠が残っている)時にも使います。
It’s been raining. 雨が降っていた
(今は降っていないが、地面がぬれていたり、ぬれた傘を持っている人が歩いていたりするのが今見える)
その他の例:
Have you been running? 走ってたの?
(今は走っていないが、汗をかいていて呼吸が乱れている)
12の時制をすべて使った会話文を使って、4つの現在形の意味を確認してみてください。